知っておくと役立つ単語を確認頂けます。難しい単語も、ここで確認できるようご用意いたしました。
期限の利益の喪失 (民法 136 条)
例えば分割支払いを毎月定められた支払日に、きちんと支払っていれば、一括返済の請求はできないということです。
支払いが滞り` 約束を守れなかった場合は、その利益を失います。
この状況になると分割返済はできなくなり一括返済しかできなくなります。
債権譲渡
債権をそのまま第三者(債券回収会社等) に譲り渡すことです。
今までは銀行等の金融機関に返済をしていましたが、 今後はその債権を買取った業者と返済に関して話合いを持つことになります。
強引な方法で回収をしてくる場合もありますので注意が必要です。
親子間売買
親子間売買とは、親子間で不動産を売買することです。
親子間売買後に、元の所有者がその不動産を使用していく事が可能です。
「親の住宅を子供さんが購入する」「子供さんの住宅を親が購入する」 どちらのケースも考えられますが、 借入金融機関が限られますので、やはり専門家のア ドバイスが必要です。
リ一スバック
リースバックとは、不動産を第三者に売却して、引き続き不動産を借りるという方法です。
当然家貰が発生するわけですが`、購入した第三者に対しても少なからずメリッ卜がないと、協力してもらえません。 お家賃は少々割高になりますが、どうしてもこのまま住み続ける事を希望する方が利用する不動産取引です。
数年後には買い戻す事も可能な契約にする方も珍しくありません。
競売開始決定
住宅ローン等の滞納が長期聞続くと、金融機関等が少しでも多くの債権を現金で回収するために
裁判所に競売を申し立て、裁判所がそれを受理したことです。
この状況になると全ての囗一ンをー括返済するか、 任意売却をするしか方法がありません。
競売開姶決定通知が来る前の対策が非常に重要です。
個人版民事再生
個人民事再生とは、個人の債務者を再生させるための手続きで、以下の条件があります。
- 住宅ローン以外の債務が 5,000万円以下
- 詳細な返済計画がある
安定的な収入が見込める方の場合、住宅ローンの返済は今まで通り。
それ以外の借金を 3年程度で支払って行く方法です。
差押さえ
差押さえは競売を行う前に、債務者(お金を借りた者)に対して競売申立てが行われた不動産の売却を裁判所が禁止すること。差押さは競売の手続き開始と同時に行われます。
また、税金を滞納した場合、役所が行う事もあります。
自己破産
自己破産とは、すべての財産を売却して、債務返済に充当し、残債務を免責とする裁判手続きです。現在仕事をしていない場合や、今後返済する能力がなく、財産額が借金額より少ないケースの場合に利用できます。また、20万円を超える価値のあるものを所有したままで自己破産はできないため、価値のある財産は全て売却され債権者への返済に充当します。
抵当権
抵当権とは、金融機関等がお金を貸した場合、それを返済できなかった場合に、担保不動産を売却して回収する権利のことです。
借金を返済してもらう事を確実にするために、担保となる不動産に対して抵当権を設定します。
住宅ローンを組む場合は必ず抵当権が設定されます。
任意売却
不動産を売却しても債務が残ってしまう場合に、金融機関と交渉して行う売却の事です。
売却しても全額返済が不可能な場合でも、その売却価格が競売での回収額以上と考えられる場合、抵当権の抹消に応じてもらえる売却方法です。
住宅ローン等で支払いが困難になった場合に行うことが多く、融資を行っている金融機関との合意に基づいて行います。
媒介契約
不動産所有者(売主)が不動産会社へ売却を依頼する際に結ぶ契約書のことで、媒介契約には専属専任売却、専任媒介、一般媒介があります。
専属専任、専任媒介とは一社への売却依頼、一般媒介とは複数の不動産業者へ依頼する事です。
任意売却の場合は、一社への依頼が原則です。
連帯保証
連帯保証とは、住宅ローンや事業ローンの借入をする際、借入本人の返済する義務を、本人と同じ様に負うということです。住宅ローンの場合、債務者が夫で連帯保証人が妻となる形が多く、事業ローンの場合、債務者は代表取締役で連帯保証人がその妻となるのが最も一般的です。連帯保証人は債権者に、債務の返済を請求された場合、債務者に代わって借金の返済に応じなければなりません。