取引先が不渡り。自己破産より先に再出発資金を確保する(例1)
東京都世田谷区 40代 会社社長 男性 借入残高 7,000万円
売上は減ったが何とかやってこれました。しかし、半年前に主要取引先の一つが不渡り。4500万円あった売掛金の回収ができなくなりました。現在の資金では足りず、運転資金の追加メインバンクに申し込んだがあっさりと断られてしましました。会社は資金繰りに行き詰り、そのまま倒産という結果に。数年前運転資金として借りた2,000万円の連帯保証人となっていたので自宅を差押さえると言われてしまいました。このままでは家族全員路頭に迷う事になってしまいます。このまま何もしなければ競売になることは目に見えています。弁護士へ相談したところ、簡単に自己破産といわれました。何か方法はないかと手探りで調べていた際に任意売却支援協会に来られました。当協会の提案は、自己破産は今のタイミングではないとお伝えしました。自宅を売却するにしても、債権者と交渉が終わった時点で決めればよいのではとお伝えしました。今自己破産してしまえば、自宅売却も自由にする事ができなくなりますし、売却代金全額を債権者へ支払う事になり、手元に現金が残らず何のメリットもありません。これからの生活の方が大事なのですから、債権者と交渉して再出発資金を確保しておくことが優先事項ではないでしょうか。